図書館から夜回り先生 水谷修氏のDVDを借りてみた。
氏によれば、リストカットは心が弱いからするのではない。
切ることで自分を罰し、ある意味生きることの再確認をしている。
切ることでパンパンになった心のガス抜きをして生きているそうなんです。
このDVDは驚くべき内容を含んでいますが、
とくに小学校4年の男の子の話はショッキングでした。
その子は小学校1年の時からリストカットをしていて、
その理由は、夜いらいらして眠れなくなりリストカットするようになった
そうなんです。手首を切って、これで死ねると思うと安心して眠れる。
それでやめられなくなり、何度も切るようになったそうです。
さらに、手首を切るだけでは足りなくなり、
押入の中で(押入が唯一寝ることを許された場所)
ロープをかけ自分の首をぎゅっとしめて、
顔が青くなるまでやると、「これで死ねる」と思って
それで安心して眠れるんだそうです。
一方両親は何をしているかというと父親は仕事もせずパチンコや競馬をしていて、
母親もパチンコばかりして子供をおろそかにしている。
競馬に負けると、そのはらいせに、子供のお尻にタバコの火を押しつけた。
その子は火傷でお尻がボコボコになってしまった。

もし、自分がそういう立場だったらどうかと考えてしまった。
学校だけのいじめなら何とか我慢も出来たかもしれない、
でも、両親にまでいじめられていたのでは、
本当に死にたいだろうと思う。
でも、その子よく頑張ったな。
親に虐待されても、ご飯もろくに食べさせてもらえなくても
お風呂に全然入れてもらえなくても
学校でいじめられて先生に助けをもとめても叱られ
そんな状況でありながら良く生き抜いたなと思う
りっぱだよ

小学校4年のその男の子はそんな状況で
ある日、どうにもなくて水谷先生に相談したら
「明日信頼できる大人に会って、今までのこと全部話しなさい」と言われ
翌日校長先生のところへ行って今までのいきさつを全部うち明けたそうなんです。
その校長先生は唯一、その子を差別しなかった優しい大人だったのです。
男の子の話を聞いて校長先生は涙をぽろぽろ流し
「校長でありながら何も知らず今まで申し訳なかった」とあやまったそうです。
やがて小学校6年生になったその子は
正式に、校長先生だったところへ養子として認められ
幸せに暮らしているそうです。

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プロフィール
カッペリーニホープ
カッペリーニホープ
長野県出身 
日光の瞑想センターで反省したら、
周りの景色が素晴らしく見え
それ以来写真を撮るようになりました。
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