世界の眼がわかる!ヘラトリ・トピックス〔第40号〕より抜粋します

(ヘラトリとは、NYタイムズの国際版
International Herald Tribuneの略称です)

12/25付け各紙には、JR東海が、
「リニア新幹線の報告書を国土交通省に提出した」という記事が載っていました。
東京‐大阪間を、最短の南アルプス・ルートだと67分、
東京‐名古屋間は40分で結びます。
総工費は8.4兆円。

去年七月には、同じ国交省の技術評価委員会が、
「営業に必要な技術が体系的に整備された」と結論を出しているにも拘わらず、
最終決定に到っておらず、
また、着工が2014年、開業予定が2025年!?と遅いのは、
ひとえに政治的意志(決断)が弱く、JR東海任せになっているからです。
(そんなにモタモタしていたら、日本経済は沈没しちゃうよ!)

やはり、口で言っているだけでは、駄目なんですね。
しかも、「本体工事費8.4兆円は、自分で持ってやります」と、
JR東海が言っているのに、付帯施設である「中間駅」の費用
(地上駅:350億円、地下駅:2200億円)
の負担を巡って、これからもめそうだ
(地方自治体に負担してもらうかどうか)
とのことで、
本当に何をか言わんやです。(この点は後述。)

リニア・モーターカーの経済効果は、
直接の投資約10兆円をはるかにはるかに超えて、
とてつもなく莫大な富を創造することになります。

もし、私が名古屋市長だったら、
東京駅までわずか40分で、完全な通勤圏内に入る訳ですから、
エグゼクティブ用の高級住宅街・都市開発に乗り出しますね。
今でも、上場会社の重役クラスなら、熱海から新幹線通勤しています。
(会社にとってペイするから。)

こういう人達は、たくさん税金を払ってくれますから、
まずこういう方々を関東圏からゴッソリ呼び込んで、
これを呼び水にして、名古屋市の人口を倍にします。

今の名古屋市長さん、民主党の前衆院議員でしたが、
今年から、名古屋市独自で住民税の減税をするそうですから、
意外と面白い発想をするかもしれません。
(少なくとも、小沢チルドレンのちびっ子議員達より、はるかにマシでしょう?!)

要するに、こういうことを考える企業家が、
リニア開通に向けて、ウンカの如く現れる、ということを言いたいのです。

ですから、先程の「中間駅」の問題にしても、
今の案では、神奈川と奈良は「地下駅」になるそうですが、
そんなのは、『幸福維新』第三章にあるように、
地上50階のビルの屋上の空中駅にしてしまえばよいわけです。

仮に、そこまですぐにはいけなかったとしても、
先ほど申し上げた莫大な経済効果を考えれば、
地上の中間駅(甲府、長野県飯田、岐阜県多治見など)を含めて、
政府の資金(建設国債や政府保証債など)でやってしまえばよい訳です。

そして、この発想は、もっと大きくするべきです。

聞くところによると、東京都の石原知事は、
2020年のオリンピック開催に、再度チャレンジするそうですね。
そして、その年には、広島と長崎も共催したいと、名乗りを挙げているとか。
であれば、そこに照準を合わせて、
東京‐大阪‐広島‐(福岡)‐長崎を縦断する
リニア新幹線を、是非、通すべきです。

そう言えば、昨秋、総裁が長崎に行ったときも、
「遠すぎる!まるで外国みたいだ」
と、御法話でおっしゃっていましたね。

1964年の東京オリンピックも、一発で開催を決められた訳ではありません。
先回1960年ローマ市に敗れた後、二度目の挑戦でゲットしたのです。
(「オリンピック規則で、3都市共催はできないことになっているので、

その旨JOC(日本オリンピック委員会)が、
広島・長崎両都市を説得している」という変な記事が、
やはり年末に出ていましたが、そんなことは、国が主導権を発揮して、
きちんと仕切れば、関係者全員が納得できる形は作れるのです。

大体、東京を制してリオデジャネイロをゲットしたブラジルは、
大統領自らが、陣頭指揮を取っていました。

投票日だけ会場に現れてスピーチする
“へっぴり腰”(鳩山首相)では、話にならないのです。)

また、「名古屋や福岡はまだしも、なんで長崎なの?」
という方もいらっしゃるかもしれませんが、
「どの道早晩、全国にリニア網を敷くのだ」という強い意志を持っていれば、
大した問題ではありません。

そして、これが1番肝心なことなのですが、
長崎まで延長した場合の総工費は、約20兆円になります。
「財源はどうするの」という声が、聞こえてきそうですが、
JR西日本などに、政府保証債を発行させればよいのです。

国が腹をくくっていれば、どうということはありません。
この不況下では、マーケットに何の悪影響も与えることなく、
資金調達できます。

何なら、総裁がしばしば仰るように、
外債(外国から)で調達してもよいのです。
先般の円高で、はからずも明らかになったとおり、
今、実は1番信頼がおけるのは、日本の金融市場(システム)なのです。
これだけ、信頼度と将来性を兼ね備えた投資案件は、
おそらく瞬時で完売してしまうでしょう。

ここまで成長戦略にかない(景気回復策になり)、
かつ、発想を柔らかくすれば財源の目途も立っているのに、
それでも決断できないというのは、政治家の無能以外の何ものでもありません。

2025年開通などというボケたことを言わずに、
2010年代のなるべく早い時期に、少なくとも長崎まで開通させるべきです。

以上 ヘラトリ・トピックスからでした。


リニア・モーターカーは長野県での2つのルートで
もめてるようですが、
こういうのは一本だと思うからもめるんであって
一度に何本ものルートが出来れば何の問題もないわけです。

南信から北信を通って新潟に抜けるルートがあって
新潟からさらに日本海を北上して竜飛岬、函館まで
ドカ〜ンと通してしまって
これで、九州から北海道まで一気につなぐ
リニア・モーターカー路線が出来れば
かならず交通革命が起きるはずです。

日本の一部を結ぶだなんてケチなこといわないで
日本全国津々浦々リニアを張り巡らせちゃえばいいんですよ。

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プロフィール
カッペリーニホープ
カッペリーニホープ
長野県出身 
日光の瞑想センターで反省したら、
周りの景色が素晴らしく見え
それ以来写真を撮るようになりました。
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