2010/06/19
先日、ある人からきいた話ですと
捨て子で施設にあずかられ大人になった貧乏人Aさんがいたそうなんです。
その方は両親の名前も知らなかったのですが
幸いにもスーパーでパートの仕事をしていたときに
男性と知り合って結婚したそうなんです
ようやくつかんだ幸福だったにもかかわらず
旦那さんは交通事故で帰らぬ人となりました。
幼い子供を抱え、このまま死んでしまおうかどうしようかと
悩んでいたときに、たまたま本屋で「常勝思考」を発見したそうなんです。
その「常勝思考」という本には
人生には敗北はないのだと書かれていました。
失敗も挫折もそれを教訓としたときにもはや人生の敗者ではない
さらにこの本には
逆境のなかにありながら、普通の人でも達せられないようなところまで
上がってくる方、登ってくる方には、必ず共通する面があると説かれています。
その共通点とは
1.逆境や困難を決して他の人のせいにしない
2.自分に与えられた運命を受け入れている
3.その逆境から必ず教訓を見出している
4.「他の人を頼りにしよう」「他の人の援助で生きていこう」とは
決してしていない
さて、その本を読んで非常に感銘を受けた貧乏人Aさんは
出版社に電話して、この本を書かれた先生にどうしてもお会いしたいと
申し出たそうなんです。
出版社の方からは、先生にはお会いできないんですよ
私たちでもお会いしたことがないぐらいですからと
丁重にお断りされてしまいました。
それでもAさんは、自殺を想いとどめてくれて
さらには、希望まで与えてくれたこの本の著者に
なんとかお礼がしたいと思い
近くの幸福の科学の支部に行ったそうなんです。
そこでAさんはこの本の著者のPRをさせていただきたいと
申し出て、その日から来る日も来る日も
雨の日も風のひもPRをし続けたそうなんです。
普通、貧乏ならばなにかくれと言いたくなるものですが
Aさんは与えたんですね。与え続けたんです。
(すでにAさんは人生の敗北者ではなくなっていました)
やがて半年の月日が流れました。PRも終わりに近づきました。
その最後の日は大雪の日でした。
周りの人は「こんな日にいくのは止めたほうがいいですよ」
と助言しますが、Aさんは今日は最後ですので、どうぞ最後までやらせてくださいと
雪の中出て行きました。
子供も一緒でした。
途中、子供が「お母ちゃん、お腹すいたよ〜」と泣くのをなだめながら
PRしました。
そしてとうとう最後の一冊になりました。
あたりはもう暗くなっていましたが
ふと見ると丘の上に灯りのついた大きな家がありました。
その家は街でも五本の指に入るぐらいの大金持ちの家でした。
中からご婦人の方が出てきて、
「わざわざPRの本を持ってきてくれた事、本当に嬉しかったわ。
何かお礼がしたいの。何かできることはないかしら?」と聞かれました。
Aさんは応接間に通され、今までのことや本との出会いを伝えました。
婦人は涙を流して聞いてくれました。
そして帰りぎわ、「これ、持って帰ってお子さんと一緒に召し上がってね」
と包みを持たせてくれました。
Aさんは、ああ、これはカステラかな?と思い、
お礼を言って持ち帰りました、。
Aさんは子供に「これ、おばちゃんがくれたカステラだよ一緒に食べような」
と言いながら開けてみると、なんと!そこにはお札がぎっしり入っていたのでした。
なんや哀れに思われたんだ!私は物乞いじゃない!とすぐさまその家に戻り、
「これは受け取れません!」と突き返したところ
ご婦人は「ごめんなさいね。あなたを傷つけるつもりは全くないのよ、
あなたのために役立ててもらいたいの」と言います。
しかしAさんは「いえ、受け取れません!」と返そうとします。
そういったことを繰り返しているうちに
ご婦人は泣きながら土下座してこう言いました。
「あなたが来てくれたとき、扉の所に立っているあなたは光輝く天使にみえたのよ
本当に嬉しかったの・・だから・・・お願い」
そう言われ、ふとわれにかえったAさんは
「それほどまでに言ってくださるのならば、ありがたく受け取らせていただきます
でも必ずお返ししますので、どうか貸してくださいね」
と言いました。
そして毎月千円、口座に振り込むことで約束しました。
仏は一人ひとりの努力を決して見逃すことはありません。
なぜなら地球の裏側の木の葉一枚落ちるのさえわかるからです。
思いは、必ず叶うのです。
仏を信じて、仏への感謝を行動にしていくことで願いは必ず叶うのです。
この話の中に出てくる本は「常勝思考」大川隆法先生御著書です。