今年は電子書籍元年になるのではないか
といううわさです。
確かに最近、スマートフォンや
ソニーのリーダー、シャープのガラパゴス等が登場し、
電子書籍化がハードウェア的に進んではいます。
しかしソフトの方は、オリジナルも少なく
まだまだ、電子書籍元年と言えるような
レベルではないと思います。

グーテンベルクの活字印刷による、世界最初の本が
聖書であったといわれています。

やはり、何百年、何千年と読み継がれるものを世に出したとき
それが元年といわれるに相応しい出来事ではないかと思います。

先日とある店先でSONYのReaderを見かけました。
最初見たときはモックアップに本の１ページを切り取って
貼付けてあるのかと思いましたが、
よく見ると、そうではありませんでした。
ちゃんと電源が入っていて、電子書籍が映し出されていたのでした。
紙のような白と墨のような黒。
目に優しいコントラストですね。
これは、本当に紙に印刷された文字を見ている感じなんです。
穴が開くほど見つめてみましたが大丈夫でした。
これなら目が疲れなくていいなあと思いました。
バッタリーの持ちが良くて１日75分の読書で
二週間もつのでうれしいですね。
一番気に入ったのがページに書き込みが出来て
ハイライトにする事ができること。
今までの電子書籍にはこれが出来なかったんですよね。
かなり良い感じです。
大きさは５型と６型があって
お値段の方も２万円前後と結構リーズナブルだと思いました。

一方シャープのガラパゴスの方は
第一印象はスマートフォンやiPadに比べて大きいなあと感じました。
5.5型と10.8型モデルがありました。
操作に関してはiPadやiPodと同じような感覚で使えました。
タップやフリック、ピンチイン・アウトも同じような感覚でした。
もう少し表示速度が速くなれば、さらに快適になると思いました。
操作上特に難しいとは思いませんでした。
ただ、ちょっとボタンが押しにくいのは残念でした。

シャープのガラパゴスは書籍フォーマットがXMDFであります。
これは日本のみのフォーマットで他国とは互換性がありません。
XMDFファイルは独特な変換であり、仕様は非公開です。
データを見るためには守秘契約を結ばなければならないし
日本以外では読めない悲しさがあります。
さらに不思議なのは、ハードを購入する手順です。
まず、郵送かインターネットで購入申込書を送らなければいけません
店頭で本体を買えないんです。
購入の歳にはメールアドレスも必要です。
気軽に買えない機種のようです。

電子書籍は今後の行方が気になる分野ですね。