映画「エラゴン」

映画「エラゴン」



遅まきながら「エラゴン」を観ました。

以前からレンタル屋さんにあるのは知ってましたが
偉そうに見下しているようなイラストが気に入らなくて
観る気になりませんでした。

今回たまたま気持ち的に余裕があって観てみようという気になり
観たところ、とっても面白くてビックリしました。

表紙のイラストとは裏腹に
主人公のエラゴンは性格が前向きな農家のお兄さんで、
笑顔が素晴らしく正義感の強いやさしい人でした。

天空を舞うドラゴンに対しては
今まで殺伐としたイメージがあったのですが
この映画に登場するドラゴンはやさしいドラゴンでした。

エルフ?のアーリアの身を賭した勇気が素晴らしく感動的で、
ブロムの威厳に満ちた志がドラゴンライダーの格調の高さを醸し出していました。
そして何よりも微笑ましいのは失敗つづきのエラゴンと
未熟なドラゴンが共に成長していく姿が爽快です。

この作品には、「ハリポタ」や「ロード・オブ・ザ・リング」のような
暗くジメジメした感じがなく、明るくスカッとしたところがとても気に入りました。

2006年の劇場公開作品であり、3部作の第一章なので、
当然続編があるものと思って検索してみたものの
なぜか続編はつくられていませんでした。

でも、まあどこかの三部作映画のように途中でばっさり終わるのではなく、
一話完結としても面白い作品だったのでこれは、これで良かったのかなと思います。

ハリウッド映画などにありがちな、続編になるとスタッフが入れ替わって
作品が駄目になるより良かったかもしれません。

「スーパーマン」では志の高さが失われてしまった。
その後リチャード・ドナーカットとして本来の続編が出来ましたが、
素材が同じはずなのに監督が替わっただけでずいぶん雰囲気が変わるものだなと思いました。

「ネバーエンディングストーリー」では第一作の面白さがまったく受け継がれていなかったし、
「ナルニア国物語」では2作目でいまいちだったのが三作目で盛り返したというのもあります

「エラゴン」(意志を継ぐ者)では続編で意志を継ぐ者が現れなかったのかなあと残念に思います。

この物語の原作者は3部作執筆時、17才の少年だったいうから驚きです。
この瑞々しい感性は天から贈られたものなのでしょうか

原作者の少年は、というかもう青年でしょうけど、
なんとなく映画に登場するエラゴンに似てますね(^ ^)

明朗で爽やかで、まるで青年実業家のようです。
続編は儲け主義の映画会社ではなく、
作品重視のところで作られたらいいのになあと思いました。


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プロフィール
カッペリーニホープ
カッペリーニホープ
長野県出身 
日光の瞑想センターで反省したら、
周りの景色が素晴らしく見え
それ以来写真を撮るようになりました。
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