人は死んだらどうなるのか 一
実際のところ、
死ぬ前の一ヶ月や、そのあたりは
肉体的には、そう楽なものではないのは事実ですけれども、
それは、ちょうど、青虫が蛹になり、
脱皮して蝶になるような感じでした。
(死んで)まだしばらく、一日ぐらいは、
いわゆる霊視線が肉体と魂とを結んでいるので、
魂は、肉体に近いところで、上空から
関係者の生活を見たりしているような感じでした。
だから、葬式に来ている面々の顔や、着ているものや
話している内容等は、よく分かりました。
「心の中で、何を考えているか」ということも
何か、ガラス箱のなかを覗いているような感じで、よく見えました。
死んでしばらくは痛みが残るのですけれども、
「だいたい、丸一日、二十四時間たつころに、霊視線は切れる」
そのころには、その病気の最後の症状の部分は
もう、非常に薄らいできています。
死んであの世に還りますと、非常に軽いですね。
まさしく、軽やかな感じです。
思った所に飛んでいけるというのも、いいことでしたね。
もちろん、死後まもなくの方は、まだ霊界の法則には慣れておりませんから、
導きの天使というか、指導霊が来て、手を差し伸べ、
いろいろなことをガイドしてくれます。
やはり、「生前に宗教を知っていた」ということ
「正しい宗教を信じていた」ということは
すごく大きな値打ちがあるということだなあ
書籍「善川三郎の霊言」より
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