映画「夜明けを信じて。」感想

カッペリーニホープ

2020年10月22日 00:03





未だ観てない方の為にネタバレしないように気をつけて感想を記したいと思います。

この映画は今までの映画と全く違っていました。

真っ正面から描かれた宗教映画でした。

ベン・ハーやSOM、十戒、汚れなき悪戯などの宗教映画を

子供の頃好きで観ていたものが、

大人になっても色あせずに何度観ても飽きない映画となっているように、

この映画も後世に残る名作映画になったのではないかと思います。

とても完成度の高い映画だと思いました。


しかし、この映画を観る前までは

「さらば青春、されど青春」を観て、とても感動し

DVDになったら、何度も観て、友人の出演シーンもじっくり観察して・・・

なんて、思いながらDVDの発売を楽しみに待っていたのです。

ところが、待てど暮らせど全然DVDが発売にならない

だから、とてもとても残念に思っていたのです。

なので、名作映画をわざわざリメイクする必要が何処にあるのだろうかと

とても不思議に思っていたのです。

2018年に公開された「さらば青春、されど青春。」の映画で

いくつか印象に残ったシーンがあります。

例えば、バナナのシーン

主人公の為に友達がバナナを買って家に行くわけですが

別の友達も同じ日にバナナを買って主人公の家にいるのです。

これが、ほのぼのと笑える良いシーンなんですよ

それに喫茶店のシーン

喫茶店のマスターがお釣りを間違えて多く主人公に渡すんですけど

主人公は道の途中でそれに気づいて、返しに来るんです

マスターは驚き、傘持って行きなよと主人公に傘を渡すんです

主人公の誠実な人柄がにじみ出てくるシーンです。

別の日の喫茶店のシーンでは、主人公が猛勉強しているときに

喫茶店のマスターは主人公の為に他のお客さんの入場を断るんです。

などなど、

主人公の人柄が素晴らしくて、ひたむきに一生懸命頑張っている姿

だから、心から応援してあげたいなという気持ちになるんですよ。

その主人公のなんともいえない感化力が周りの人を良き人に変える

それが、本当によく現れたシーンで、とても好きなんです。

主人公の恋人である額田役を演じる千眼美子さんの演技も素晴らしくて

公園でお弁当を広げて「朝、5時から〜〜」なんて語るシーンが

とても微笑ましくて、心がホッコリしてくるんです。

一方、「夜明けを信じて。」の千眼美子さんは、玉のような涙を流すシーンがあって

自分も思わずもらい泣きしてしまいました。

結局、映画「夜明けを信じて。」は「さらば青春、されど青春。」のリメイクというよりは

「世界から希望が消えたなら。」の前編にあたる映画なんだなと思いました。

「夜明けを信じて。」は張りつめた映画で、ほのぼのした感じがほとんど無い映画ですが

唯一、病院の院長先生が面白い人で

自分もあんな先生に診てもらったら、とたんに元気になってしまいそうな感じがしました。

こうして思い返してみると

どちらも名作ですね

「夜明けを信じて。」が出来て「さらば青春、されど青春。」が霞んでしまったという人がいますが

自分はそんなことなかったです

むしろ、「夜明けを信じて。」が出来て「さらば青春、されど青春。」の別の良さが分かりました。

願わくば、同じテーマでもう一本映画が作られることを希望します。

アニメで、「太陽の法」パート2が観たいなー♪

宇宙の視点から描いた主人公の姿が観てみたい

これをもって、教祖伝3部作にしたいと思います。

と、勝手な妄想をえがいています(^^)






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